恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
夏色 要side
俺は、水着に着替え、海に出た。
皆で、楽しんでいるところを
撮って貰っていた。
一通り撮り終わったのか、
菊間が此方に近づいてきた。
「お前の写真も撮らせろよ」
「リリィとのツーショットなら、
撮らせてあげるよ」
「お前が彼女と写りたいだけだろ」
「バレた」
お互いに笑った。
「本当、お前、幸せそうだな」
「分けてあげたいくらいだよ」
菊間とは、
中学からの付き合いで、
新たな環境と知らない人ばかりで、
足に障害を抱えていたからか……。
何もかもに自信が持てず、
話しかけられずに居ると、
明るく声をかけてくれた。
それ以来、
中、高、大学まで一緒に過ごして、
今も、その付き合いは続いている。
「全く、ノロケかよ。
ツーショット撮ってやるから、呼んでこいよ」
そして、莉理華を呼び、海をバックに
撮ることになった。
「リリィ、どうしたの?」
「えっ、だって、要君とのツーショットだよ。
せめて、可愛く写りたいから」
そう言って、髪を直し始めた。
「リリィ、これ以上可愛くなられたら、
俺が困るんだけど、襲いたくなる」
「か、かにゃめ君、何言ってるの!」
リリィ、盛大に噛んだなぁ。
顔、真っ赤、可愛い。
「そのままでも、十分可愛いから」
「ありがとう」
顔、真っ赤にして、下を向き、
耳まで赤くしていた。
「耳まで赤くして、俺の事、誘ってる?」
「そんなこと……。」
それを見ていた、菊間に。
「あぁ、二人の世界に入ってるとこ
悪いけど、写真撮っていいかな?」
「あっ、はい」
折角、いいところだったのに。
「二人とももっとくっついて、笑顔」
菊間の指示で、要は、
莉理華の肩を抱き、くっついた。
「あの、要君」
「写真撮る間だから、少し我慢して」
「うん」
菊間がカメラを構えた。
「じゃあ、撮るよ」
パシャ、パシャ、パシャ。
カメラがきられた。
皆で、楽しんでいるところを
撮って貰っていた。
一通り撮り終わったのか、
菊間が此方に近づいてきた。
「お前の写真も撮らせろよ」
「リリィとのツーショットなら、
撮らせてあげるよ」
「お前が彼女と写りたいだけだろ」
「バレた」
お互いに笑った。
「本当、お前、幸せそうだな」
「分けてあげたいくらいだよ」
菊間とは、
中学からの付き合いで、
新たな環境と知らない人ばかりで、
足に障害を抱えていたからか……。
何もかもに自信が持てず、
話しかけられずに居ると、
明るく声をかけてくれた。
それ以来、
中、高、大学まで一緒に過ごして、
今も、その付き合いは続いている。
「全く、ノロケかよ。
ツーショット撮ってやるから、呼んでこいよ」
そして、莉理華を呼び、海をバックに
撮ることになった。
「リリィ、どうしたの?」
「えっ、だって、要君とのツーショットだよ。
せめて、可愛く写りたいから」
そう言って、髪を直し始めた。
「リリィ、これ以上可愛くなられたら、
俺が困るんだけど、襲いたくなる」
「か、かにゃめ君、何言ってるの!」
リリィ、盛大に噛んだなぁ。
顔、真っ赤、可愛い。
「そのままでも、十分可愛いから」
「ありがとう」
顔、真っ赤にして、下を向き、
耳まで赤くしていた。
「耳まで赤くして、俺の事、誘ってる?」
「そんなこと……。」
それを見ていた、菊間に。
「あぁ、二人の世界に入ってるとこ
悪いけど、写真撮っていいかな?」
「あっ、はい」
折角、いいところだったのに。
「二人とももっとくっついて、笑顔」
菊間の指示で、要は、
莉理華の肩を抱き、くっついた。
「あの、要君」
「写真撮る間だから、少し我慢して」
「うん」
菊間がカメラを構えた。
「じゃあ、撮るよ」
パシャ、パシャ、パシャ。
カメラがきられた。