恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
そして、あっという間に文化祭当日がやって来た。



生徒会室


僕たちは、お巡りさんのコスプレをした。



「どうかな」


「あ~、似合ってる似合ってる」



面倒臭そうにいっくんは僕をあしらった。



「酷いなぁ」


「でも、日本なのに海外の警察ぽい衣装だな。
上下黒だし、それに俺だけ、手袋と帽子まで用意されてるし」


「何か、手袋に関しては、エロさがますとか言ってたよ」


「なんだよそれ」



と言いながら、帽子も手袋も着用した。



「なんだよ、人をジロシロと」


「いやぁ、律儀だなぁと思って」



その時、ドアが開いた。



「郁磨さん!
その格好すごく似合ってます。
格好いいですよ」


「そうか、雫が言うなら、この格好も悪くないか」


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