恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
過呼吸を起こしてから数日学校を休んだ。
やっと、調子が戻ってきて、学校に
登校した。
「聖、おはよう」
「いっくん、おはよう」
皆、僕が過呼吸を起こしてたからか、
ちょっと、そわそわしている。
居心地が悪い。
「あっ、聖君、おはよう。
もう、体調はいいの」
「うん、よくなった」
「良かった、そうだ。
また、作って来たんだ、お菓子。
昼休み、一緒に食べよう」
「そうだね」
いつも明るさに助けられている。
そして、昼休みになった。
僕は、部長さんと話した後、お昼を一緒に
食べるために、教室に急いでいた。
その時。
「御木 聖、ちょっと来いよ」
「貴方達は誰ですか?」
「いいから、来い」
そのあと、誰もいない空教室に連れて
いかれた。
「お前さ、幸来様に気に入られてるから
って、調子乗ってるんじゃねぇぞ」
人生初の壁ドンをされた。
けど、滅茶苦茶怖い!
「おい、なんとか言えよ」
怖い、怖い、怖い。
「コイツ、震えてるぞ」
「マジだ、震えてやがる」
怖い、どうすれば、いいんだろう。
「怖いなら、幸来様に近付くな」
「もうこんなこと、経験するのは、
嫌だろ……、分かったなら、返事くらい
しろよ!!!」
「分かった、なるべく、そうする」
凄く声が震えていた。
「分かればいいんだよ」
「じゃあ、行こうぜ」
「じゃあねー」
三人は去っていった。
怖くて、あんなことを言ってしまった。
自分の弱さが一番嫌い。
強くなれない、自分が嫌い。
だから、やっぱり、自分を信じられない。
自分が信じられなくて、好きな人を
信じることなんて出来ない。
自分を愛せない人間が、好きで、好きで
たまらない人を愛することなんて、
出来ない。
告白する前から、決まってた事なのに、
今までの僕は、何をしてたんだろう。
何かを、考える暇があるなら、
作品を描いていた方がずっといいんじゃ
ないのかな。
忘れていた。
父さんに引き取られて、
優しくて、頼りになる兄と
可愛い、しっかり者な妹に囲まれて、
幸せ過ぎて忘れていたんだ。
自分が人を愛してはいけないとこを。
やっと、調子が戻ってきて、学校に
登校した。
「聖、おはよう」
「いっくん、おはよう」
皆、僕が過呼吸を起こしてたからか、
ちょっと、そわそわしている。
居心地が悪い。
「あっ、聖君、おはよう。
もう、体調はいいの」
「うん、よくなった」
「良かった、そうだ。
また、作って来たんだ、お菓子。
昼休み、一緒に食べよう」
「そうだね」
いつも明るさに助けられている。
そして、昼休みになった。
僕は、部長さんと話した後、お昼を一緒に
食べるために、教室に急いでいた。
その時。
「御木 聖、ちょっと来いよ」
「貴方達は誰ですか?」
「いいから、来い」
そのあと、誰もいない空教室に連れて
いかれた。
「お前さ、幸来様に気に入られてるから
って、調子乗ってるんじゃねぇぞ」
人生初の壁ドンをされた。
けど、滅茶苦茶怖い!
「おい、なんとか言えよ」
怖い、怖い、怖い。
「コイツ、震えてるぞ」
「マジだ、震えてやがる」
怖い、どうすれば、いいんだろう。
「怖いなら、幸来様に近付くな」
「もうこんなこと、経験するのは、
嫌だろ……、分かったなら、返事くらい
しろよ!!!」
「分かった、なるべく、そうする」
凄く声が震えていた。
「分かればいいんだよ」
「じゃあ、行こうぜ」
「じゃあねー」
三人は去っていった。
怖くて、あんなことを言ってしまった。
自分の弱さが一番嫌い。
強くなれない、自分が嫌い。
だから、やっぱり、自分を信じられない。
自分が信じられなくて、好きな人を
信じることなんて出来ない。
自分を愛せない人間が、好きで、好きで
たまらない人を愛することなんて、
出来ない。
告白する前から、決まってた事なのに、
今までの僕は、何をしてたんだろう。
何かを、考える暇があるなら、
作品を描いていた方がずっといいんじゃ
ないのかな。
忘れていた。
父さんに引き取られて、
優しくて、頼りになる兄と
可愛い、しっかり者な妹に囲まれて、
幸せ過ぎて忘れていたんだ。
自分が人を愛してはいけないとこを。