恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
       お祭りへ


「人が沢山、屋台も沢山」


「まずは、リンゴ飴から」


「勿論だよ」



その後、全部制覇した。


休憩で、ベンチに座っている。


「お腹いっぱい」


「お菓子の他にも沢山食べたもんね」


「お腹が苦しい」


「食べ過ぎです」


「あっ、そうだ、はい、幸来ちゃん」


箱を差し出した。


「何、ネックレス」


「うん、さっき、射的で見つけて、
幸来ちゃんに似合いそうだなと思って」


「開けていい」


「うん…、わぁ、可愛い。
赤い薔薇の花かな」


「赤い薔薇の花言葉って、知ってる」


「情熱の赤い薔薇って言うよね」


「 I love you

って意味もある」


「そ、そうなんだ」


「フフッ、照れてる、可愛い」


真っ赤になって、誘ってるにしか
思えないよね。

おでこにキスをした。


「なっ、何」


「つい、可愛い幸来ちゃんがいけない」


幸来ちゃん、真っ赤。



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