恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
トキメキの色
授業も終わり、部活動も終った放課後。
美術部も終わり片付けていた。
一旦、手を洗いに部屋を出て戻って来ると
そこには、僕の作品を見ている。
峰岸さんの姿があった。
どう話しかけていいのか、分からず
その場に立ち尽くしていた。
その時、峰岸さんが
作品に触ろうとしたので思わず
「ダメだよ」
と、声が出ていた。
「あっ、ごめんなさい。
つい、綺麗で触りたくなってしまって」
「別にいいんだけど、塗ったばかりで、
触ると手に色がついちゃうから、
折角、綺麗な手なのに」
「えっ」
あっ、何か、僕、恥ずかしいこといった。
どうしよう、絶対変だと思われた。
「気にしないで」
「ねぇ、これ、聖君が描いたんでしょ」
えっ、今、名前で呼んでくれた。
「あっ、えっと、名前呼びは嫌だった、
いつも周りの子が聖君って呼んでるから、つい」
「別に、いいんだけど、
と言うか、名前呼びの方が嬉しい」
「そっか、良かった」
峰岸さんと会話してる!
自然に話せてる!
「でも、本当に凄いね。
綺麗で何か不思議な気分になる」
「そう」
峰岸さんに、褒められた!
ヤバイ、にやけてないかな。
「何処かで見たことあるんだけど……」
何処かって、もしかして、やっぱり
あれは君なの?
美術部も終わり片付けていた。
一旦、手を洗いに部屋を出て戻って来ると
そこには、僕の作品を見ている。
峰岸さんの姿があった。
どう話しかけていいのか、分からず
その場に立ち尽くしていた。
その時、峰岸さんが
作品に触ろうとしたので思わず
「ダメだよ」
と、声が出ていた。
「あっ、ごめんなさい。
つい、綺麗で触りたくなってしまって」
「別にいいんだけど、塗ったばかりで、
触ると手に色がついちゃうから、
折角、綺麗な手なのに」
「えっ」
あっ、何か、僕、恥ずかしいこといった。
どうしよう、絶対変だと思われた。
「気にしないで」
「ねぇ、これ、聖君が描いたんでしょ」
えっ、今、名前で呼んでくれた。
「あっ、えっと、名前呼びは嫌だった、
いつも周りの子が聖君って呼んでるから、つい」
「別に、いいんだけど、
と言うか、名前呼びの方が嬉しい」
「そっか、良かった」
峰岸さんと会話してる!
自然に話せてる!
「でも、本当に凄いね。
綺麗で何か不思議な気分になる」
「そう」
峰岸さんに、褒められた!
ヤバイ、にやけてないかな。
「何処かで見たことあるんだけど……」
何処かって、もしかして、やっぱり
あれは君なの?