恋色キャンバス～君がおしえてくれた色～

　　教室へ　　文化祭が始まった。


「おい、聖、お前はこれ、配ってこい」


「えっ、僕、幸来ちゃんと一緒がいい」


「じゃぁ、二人で行ってこい」


「やった！」


幸来ちゃんと一緒。




玄関前にきて、チラシを配った。


「二年特進クラスで執事、メイド喫茶
やってます、来てください」


来たはいいけど緊張する、どうしよう。


「聖君、私が言うからチラシ配って」

「うん」


幸来ちゃんのこう言う気遣いに助けられ
てる。

僕も少しは頑張らないと！



チラシを配った。

そうすると三十分で配り終わった。



　教室に戻った。


「すごい人だね」


「うん」


長蛇の列って、こう言うことなんだ。


「聖、峰岸、戻ってきたか。
手伝ってくれ、峰岸はオーダー取って、
聖は、お嬢様達をテーブルに案内しろ」


「うん、了解」


「わかった」


いっくんの的確な指示するよな。

だから、お店がまわるんだな、本当に
集客率、売り上げも一番狙ってる。

そんなことより、仕事しないと怒られる。


「お帰りなさいませ、お嬢様。
御二人ですか、では、此方へ」


何て、接客をしていたら、直ぐに時間が
たっていった。