恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
君色
「ねぇ、幸来ちゃん。
聞きたいことがあるんだけどいいかな」
「どうしたの?」
「僕は、春休みに惹かれた人がいた。
その人は僕の作品の前で泣いていた。
泣いている理由を聞こうとしたけど…、
聞けなかった。
あの美しさを見ていたくて、本当に絵から
飛び出してきたんじゃないかって思うほど
綺麗だったから……」
幸来ちゃんの頬に手を添えた。
「あの時の子は、幸来ちゃんだよね」
幸来ちゃんは、頬に添えた僕の手を握って
「うん、そうだよ」
そう答えた。
「ねぇ、聖君、聞いてくれる」
「うん」
聞きたいことがあるんだけどいいかな」
「どうしたの?」
「僕は、春休みに惹かれた人がいた。
その人は僕の作品の前で泣いていた。
泣いている理由を聞こうとしたけど…、
聞けなかった。
あの美しさを見ていたくて、本当に絵から
飛び出してきたんじゃないかって思うほど
綺麗だったから……」
幸来ちゃんの頬に手を添えた。
「あの時の子は、幸来ちゃんだよね」
幸来ちゃんは、頬に添えた僕の手を握って
「うん、そうだよ」
そう答えた。
「ねぇ、聖君、聞いてくれる」
「うん」