恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
あの、祭の後から雫ちゃんを女の子として
見るようにした。
恋愛対象として
俺じゃなくても、この世に雫ちゃんを
幸せにしてくれる人は星の数ほどいるのに
何で俺なのかと考えるようになった。
雫ちゃんに、俺は何もしてあげられて
いないのに、ただの好奇心、興味……、
どうせ、俺を捨てるのに……。
好きと言われて、こっちが本気に
なりかけたところで別れ、そして、暴言。
いつも、そうだ。
母と父のように上手くいかない。
聖と峰岸のように上手くいきっこない。
だって、俺だから上手くいかない。
勉強ができて、運動神経もよくて、
性格もいい。
そのイメージが着いているから、皆俺を
誤解する。
そして、自分のイメージを押し付けて、
少し違うと切り捨る。
そうやって傷つけられる。
だから、高校に上がってから、誰とも
付き合わなかった。
もう、傷つくのは怖い。
捨てられるのが怖い。
自分に自信がない。
相手を裏切ってしまう。
怖い、怖い……怖い。
期待に添えない自分が嫌い。
見るようにした。
恋愛対象として
俺じゃなくても、この世に雫ちゃんを
幸せにしてくれる人は星の数ほどいるのに
何で俺なのかと考えるようになった。
雫ちゃんに、俺は何もしてあげられて
いないのに、ただの好奇心、興味……、
どうせ、俺を捨てるのに……。
好きと言われて、こっちが本気に
なりかけたところで別れ、そして、暴言。
いつも、そうだ。
母と父のように上手くいかない。
聖と峰岸のように上手くいきっこない。
だって、俺だから上手くいかない。
勉強ができて、運動神経もよくて、
性格もいい。
そのイメージが着いているから、皆俺を
誤解する。
そして、自分のイメージを押し付けて、
少し違うと切り捨る。
そうやって傷つけられる。
だから、高校に上がってから、誰とも
付き合わなかった。
もう、傷つくのは怖い。
捨てられるのが怖い。
自分に自信がない。
相手を裏切ってしまう。
怖い、怖い……怖い。
期待に添えない自分が嫌い。