恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
「聖、肝心な話がまだだぞ」


「あー、そうだった。
幸来ちゃん、クリスマスにパーティー
あるんだけど、一緒に行かない」


「えっ、パーティー。

でも、そんなところに行けるような服
持ってないよ」


「だから、デートしよ。
洋服買いに行こう、ねっ」


「えっ、でも、そんな、悪いよ」


「だ~め、決定事項です」


「でも……」


幸来ちゃん、以外に頑固だ。


「僕が幸来ちゃんの可愛い所見たいの」


「そう、なの」


「うん、見たい!」


「じゃあ、デート、しようか」


幸来ちゃんとデート!!


「うん、しよう」


「お二人さん、ここを学校だって、
忘れないでくれよ」


「忘れてないよ」


「聖、完全に浮かれてるな」


「聖君、何か、小さい子供見たい」


「まぁ、子供の頃、十分に甘えられなかったからな、嫌じゃないなら相手してやってくれ」


「そうだね」



聖はと言うと、



幸来ちゃんとデート、デート。
楽しみだなぁ。


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