恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
「そう言えば、聖君。
スーツ、青なんだね」


「あー、幸来ちゃんと同じ色。
ネイビー」


「遠くから見ててもかっこ良かった」

 
「近くで見てどう」


「それは、格好いいし、制服とか私服で
会うときとはまた違った。

かっこよさがあって、ドキッとした」


幸来ちゃんも照れてる。

でも、言われたこっちも恥ずかしい。


「何、言わした本人まで照れてんだよ」


「あっ、いっくん」


「見てる、こっちが恥ずかしいだろ」


「思った以上に嬉しいくて、
でも、恥ずかしさが上回った」


幸来ちゃんに不意打ちくらった。


「そう言えば、いっくん、シーちゃんと
一緒じゃ無かったの?」


「別に、ほっとけよ」


顔、あわせづらいのかな。


「そう言えば、あっちにスイーツあったぞ。

どうせ、ずっと捕まっててまだ、食べて
無いんだろ」


「本当、幸来ちゃん、食べに行こう」


「そうだね」


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