恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
再開したのは、パーティーが始まって、
数時間後の事だった。


少し休憩していると、


その人は突然現れた。



「要君」


名前を呼ばれ、そちらを見ると
同い年くらいの綺麗な女の人がたっていた。


「やっぱり、要君だ。
えっと、わからないよね、私の事、

堀ノ内 莉理華(ホリノウチ リリカ)

覚えてるかな」


その名前を聞いて、忘れていた記憶が
色付いた。 


「リリィ」


「あっ、うん、そうだよ」


リリィ と呼んでいた

初恋相手を目の前にして驚きを隠せずにいた。


「知り合いに誘われてね、来たんだけど、
まさか、要君に出会えるなんて」


「それ、俺の台詞」


「小学校卒業以来だから、15年ぶりか。
二人ともすっかり大人だね」


「うん」


リリィも大人になって、綺麗になった。

そりゃ、そうか。

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