恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
「リリィは、知ってると思うけど、
俺には、両親と弟いた。
四人家族、仲が良くて、あの日も
家族で遠くに出掛けたんだ。
その帰り道。
交通事故にあったんだ。
車がぶつかった事は覚えてて、
それで、両親も弟も怪我してた。
暗くても血の臭いがして、
自分の足が挟まれて動かない
そこからの記憶がないんだ。
気がついたら、病院で一ヶ月近く寝ていたこととやむを得ず……。
左足膝上10㎝を切断したって言われた。
それに、両親と弟が亡くなったって、
聞かされた。
救急隊が付いたことにまともに息があったのは、俺だけだったらしい。
ほぼ即死状態だったって。
俺は、独りになった。
両親は駆け落ちをしてたから、親戚なんて
居なかった。
そんな時に今の父さんが遠縁だけど
引き取りたいと申し出てくれた。
それから、義足付けてリハビリして、
凄く辛かった、何度も諦めかけたけど、
自分の足で歩いて、リリィにもう一度
会いたかったから、頑張れた。
それに、ギリギリ卒業式には、出れたし
って、言っても、卒業証書貰う所だけ
だったけど……。
それから、
家の近くの中学校に通うことになって、
離れ離れになっちゃったけど。
リリィのこと、忘れなれなくて、
今まで待ってて正解だったのかな?」
「うん、きっと、そうだね」
「リリィ、俺は、障害を持ってる。
歩くのは遅いし、重いものはあまり持てない、直ぐに疲れてしまう。
多分、リリィが嫌な思いもする。
それでも、俺で良いの?」
「私は、要君じゃないと駄目なんだよ。
要君、だから、好きだし、ずっーと隣に
いたい」
「ありがとう、リリィ。
俺もリリィとずっと一緒にいたいし、
愛し続けたい」
やっと、伝えられた。
色褪せていくことを知らなかった想いが
今、叶ったんだ。
俺には、両親と弟いた。
四人家族、仲が良くて、あの日も
家族で遠くに出掛けたんだ。
その帰り道。
交通事故にあったんだ。
車がぶつかった事は覚えてて、
それで、両親も弟も怪我してた。
暗くても血の臭いがして、
自分の足が挟まれて動かない
そこからの記憶がないんだ。
気がついたら、病院で一ヶ月近く寝ていたこととやむを得ず……。
左足膝上10㎝を切断したって言われた。
それに、両親と弟が亡くなったって、
聞かされた。
救急隊が付いたことにまともに息があったのは、俺だけだったらしい。
ほぼ即死状態だったって。
俺は、独りになった。
両親は駆け落ちをしてたから、親戚なんて
居なかった。
そんな時に今の父さんが遠縁だけど
引き取りたいと申し出てくれた。
それから、義足付けてリハビリして、
凄く辛かった、何度も諦めかけたけど、
自分の足で歩いて、リリィにもう一度
会いたかったから、頑張れた。
それに、ギリギリ卒業式には、出れたし
って、言っても、卒業証書貰う所だけ
だったけど……。
それから、
家の近くの中学校に通うことになって、
離れ離れになっちゃったけど。
リリィのこと、忘れなれなくて、
今まで待ってて正解だったのかな?」
「うん、きっと、そうだね」
「リリィ、俺は、障害を持ってる。
歩くのは遅いし、重いものはあまり持てない、直ぐに疲れてしまう。
多分、リリィが嫌な思いもする。
それでも、俺で良いの?」
「私は、要君じゃないと駄目なんだよ。
要君、だから、好きだし、ずっーと隣に
いたい」
「ありがとう、リリィ。
俺もリリィとずっと一緒にいたいし、
愛し続けたい」
やっと、伝えられた。
色褪せていくことを知らなかった想いが
今、叶ったんだ。