恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
生徒会室へ
皆、席についたが、いっくんだけは、
腕組をして机に寄りかかった。
「聖の両親が決めた婚約者!!」
「うん、だから、僕の両親が亡くなって、
婚約の話は白紙になったはずなんだけど……」
「ただ、こいつがリアルに押し掛け女房
してきたって事か」
「そうなるのかな」
いっくん、面倒臭いって顔してる。
「それより、聖。
この女は誰ですか?」
「僕の彼女だけど」
ベルは、驚いた顔をして、
「ガールフレンドですか?」
「うん」
「私は、フィアンセですよね」
「どっちかって言うと、シスターかな?
妹的存在だよ」
ベルは、少し怒っていた。
「大切な人とは、そう言うことでしたか」
「うん、とっても大切な人」
「ワタシにとって大切な人は、聖です。
こんな人蹴落として、聖の側に居たいです」
蹴落すってどういうことだよ。
僕が怒ろうとしたとき。
「お前はこいつらの何を知ってるんだ」
いっくんが、声を張り上げ怒った。
「聖がやっと側に置いた女にけち付けてんじゃねぇよ」
「貴方はワタシの気持ちを分かってない」
「分かってたまるか!!
どれだけ、こいつが苦しんで悲しい想いを
してきたのか、知ってるのかよ!
どんなに手を伸ばしても届かなかった。
この想いがお前に分かるのかよ!
やっと好きな奴出来て、今、幸せになろうとしてるときに……」
こんなに怒っているいっくんは、始めて
みたかもしれない。
「ワタシには、聖が必要なんです。
聖の側に居ればきっと、幸せに…なれる」
「そう言うのは、自己中心的って言うんだよ。
ちゃんと、聖のことも考えろ!」
「ワタシに、聖の事諦めろと言うんですか」
「よく、分かってんじゃん。
本当に好きだったら、その人の幸せを願うもんだろ」
「ワタシの側に居て欲しいんです」
「埒が明かねぇ。
聖、こいつにガツンと言ってやれ」
皆、席についたが、いっくんだけは、
腕組をして机に寄りかかった。
「聖の両親が決めた婚約者!!」
「うん、だから、僕の両親が亡くなって、
婚約の話は白紙になったはずなんだけど……」
「ただ、こいつがリアルに押し掛け女房
してきたって事か」
「そうなるのかな」
いっくん、面倒臭いって顔してる。
「それより、聖。
この女は誰ですか?」
「僕の彼女だけど」
ベルは、驚いた顔をして、
「ガールフレンドですか?」
「うん」
「私は、フィアンセですよね」
「どっちかって言うと、シスターかな?
妹的存在だよ」
ベルは、少し怒っていた。
「大切な人とは、そう言うことでしたか」
「うん、とっても大切な人」
「ワタシにとって大切な人は、聖です。
こんな人蹴落として、聖の側に居たいです」
蹴落すってどういうことだよ。
僕が怒ろうとしたとき。
「お前はこいつらの何を知ってるんだ」
いっくんが、声を張り上げ怒った。
「聖がやっと側に置いた女にけち付けてんじゃねぇよ」
「貴方はワタシの気持ちを分かってない」
「分かってたまるか!!
どれだけ、こいつが苦しんで悲しい想いを
してきたのか、知ってるのかよ!
どんなに手を伸ばしても届かなかった。
この想いがお前に分かるのかよ!
やっと好きな奴出来て、今、幸せになろうとしてるときに……」
こんなに怒っているいっくんは、始めて
みたかもしれない。
「ワタシには、聖が必要なんです。
聖の側に居ればきっと、幸せに…なれる」
「そう言うのは、自己中心的って言うんだよ。
ちゃんと、聖のことも考えろ!」
「ワタシに、聖の事諦めろと言うんですか」
「よく、分かってんじゃん。
本当に好きだったら、その人の幸せを願うもんだろ」
「ワタシの側に居て欲しいんです」
「埒が明かねぇ。
聖、こいつにガツンと言ってやれ」