恋色キャンバス~君がおしえてくれた色~
何て言うべきなのか、分からなかったけど、
言わないと伝わらないんだ。
「ベル、僕を想ってくれる気持ちは嬉しい
でも、僕には大切にしたい人がいるんだ。
とっても大好きな人なんだ。
だから、ベルの気持ちには答えられないんだ」
「でも、聖がいいんです」
「ベルは、寂しくて悲しいんでしょ。
ノーランさんもアレクシアさんも忙しい人
だから……。
僕も一人の寂しさは分かるから」
僕は、優しく頭を撫でた。
「聖も成長したんですね。
ワタシは聖がきっと騙されてると思いました。
それなら、ワタシが守ってあげないとっと
初めて会ったときから、
笑ってるのに笑ってない、
何もかもを見透かしてるような目、
その目の奥は、大荒れの海のようなに
感じたんです。
でも、今は、とても大切な人のことを話す
聖は、とても穏やかです」
ベルは、立ち上がって、
「ワタシは、此処にいる三人を騙しました
ごめんなさい」
頭を深く下げながら、
「お二人を聖の側に相応しいのか、
試した上に嫌な思いをさせてしまって
本当にごめんなさい」
その行動と言葉に僕らは驚いていた。
沈黙が続いた。
「ベルちゃんは、優しいんだね」
幸来ちゃんが、沈黙を破った。
「聖君のために此処まで出来るなんて、
少し嫉妬しちゃう」
「あなたの事は噂で聞いていましたよ。
峰岸幸来さん」
「何で私の名前を?」
「クリスマスパーティーの時、
お話した方を覚えていますか?
貴方にもう一度会いたいといった方を」
「あぁ、確か、須藤さんですか?」
「はい、その須藤会長からお話聞きました
とても良いお嬢さんに会ったと……。
お孫さんの婚約者にしたいくらいだと
仰っていました。
聖の事を愛しそうに話していた貴方を
見て言い出すことをやめたと仰っていました」
呆気にとられていた、いっくんが、
「えっ、あの須藤会長が!!」
「偉い方なの?」
「コレクターだよ。
美術品を買って、それを全部自分の豪邸に
飾っているらしい。
けど、辛口で気難しい人だから、本当に
欲しいものじゃないと決して手を出さない。
自分の気に入った作家ですら、欲しいと
思わないと手をつけない」
「そうなんだ」
「その須藤会長が、孫の婚約者にと
考えたのか」
いっくんは、目を丸くしていた。
「その方がどれまでの人か、見たくて。
でも、ワタシのお節介だったようです。
聖の幸せを願い、真剣に怒る親友。
聖は本当に幸来さんを心から愛している。
幸来さんも本当に素敵な人ですね。
ワタシ、安心しました。
本当に聖が幸せになれて、嬉しいです」
「ベル、ありがとう。
ベルも幸せにならないとね」
「うん」
いっくんがため息をついた。
「すげぇ、疲れた」
「すいません、ワタシのせいですよね」
「それは、気にしてないが……。
俺、怒って損した気がする」
「そうですか?
ワタシは聖の近くに頼もしいお友達が居て
安心しましたけど」
「それに、ミシャロン財閥の令嬢
会えるなんて思いもしなかった。
あと、須藤会長に峰岸は、
見初められたて、孫の婚約者にとまで
考えさせたんだから、本当にお前らと
居ると飽きそうに無いな」
自然と皆笑顔になっていた。
言わないと伝わらないんだ。
「ベル、僕を想ってくれる気持ちは嬉しい
でも、僕には大切にしたい人がいるんだ。
とっても大好きな人なんだ。
だから、ベルの気持ちには答えられないんだ」
「でも、聖がいいんです」
「ベルは、寂しくて悲しいんでしょ。
ノーランさんもアレクシアさんも忙しい人
だから……。
僕も一人の寂しさは分かるから」
僕は、優しく頭を撫でた。
「聖も成長したんですね。
ワタシは聖がきっと騙されてると思いました。
それなら、ワタシが守ってあげないとっと
初めて会ったときから、
笑ってるのに笑ってない、
何もかもを見透かしてるような目、
その目の奥は、大荒れの海のようなに
感じたんです。
でも、今は、とても大切な人のことを話す
聖は、とても穏やかです」
ベルは、立ち上がって、
「ワタシは、此処にいる三人を騙しました
ごめんなさい」
頭を深く下げながら、
「お二人を聖の側に相応しいのか、
試した上に嫌な思いをさせてしまって
本当にごめんなさい」
その行動と言葉に僕らは驚いていた。
沈黙が続いた。
「ベルちゃんは、優しいんだね」
幸来ちゃんが、沈黙を破った。
「聖君のために此処まで出来るなんて、
少し嫉妬しちゃう」
「あなたの事は噂で聞いていましたよ。
峰岸幸来さん」
「何で私の名前を?」
「クリスマスパーティーの時、
お話した方を覚えていますか?
貴方にもう一度会いたいといった方を」
「あぁ、確か、須藤さんですか?」
「はい、その須藤会長からお話聞きました
とても良いお嬢さんに会ったと……。
お孫さんの婚約者にしたいくらいだと
仰っていました。
聖の事を愛しそうに話していた貴方を
見て言い出すことをやめたと仰っていました」
呆気にとられていた、いっくんが、
「えっ、あの須藤会長が!!」
「偉い方なの?」
「コレクターだよ。
美術品を買って、それを全部自分の豪邸に
飾っているらしい。
けど、辛口で気難しい人だから、本当に
欲しいものじゃないと決して手を出さない。
自分の気に入った作家ですら、欲しいと
思わないと手をつけない」
「そうなんだ」
「その須藤会長が、孫の婚約者にと
考えたのか」
いっくんは、目を丸くしていた。
「その方がどれまでの人か、見たくて。
でも、ワタシのお節介だったようです。
聖の幸せを願い、真剣に怒る親友。
聖は本当に幸来さんを心から愛している。
幸来さんも本当に素敵な人ですね。
ワタシ、安心しました。
本当に聖が幸せになれて、嬉しいです」
「ベル、ありがとう。
ベルも幸せにならないとね」
「うん」
いっくんがため息をついた。
「すげぇ、疲れた」
「すいません、ワタシのせいですよね」
「それは、気にしてないが……。
俺、怒って損した気がする」
「そうですか?
ワタシは聖の近くに頼もしいお友達が居て
安心しましたけど」
「それに、ミシャロン財閥の令嬢
会えるなんて思いもしなかった。
あと、須藤会長に峰岸は、
見初められたて、孫の婚約者にとまで
考えさせたんだから、本当にお前らと
居ると飽きそうに無いな」
自然と皆笑顔になっていた。