君の瞳に恋して
真子と離れると思うと、とても寂しくなる。


でも、こんな病院にいるより、家で過ごした方が良い。


父親、母親、兄弟と過ごした方が良いに決まっている。


と、自分に言い聞かせていた。


この瞳で見た僕のことは忘れてしまうのだろうか。


忘れないで欲しい。


真子を抱いて、あやしては忘れないでと語りかけていた。
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