君の瞳に恋して

君がいるだけで

僕は毎日、真子に会うのが楽しみになっていた。


患者の一人として向きあっているのだが、癒されるのである。


幸せな気分にさえ時々なるのだ。


保育器に入り、人工呼吸器、モニター、点滴、人工肛門と色々なものが取り付けられているのにだ。


普通の人だったら目を覆いたくなるだろ。


僕は変なのかと思ったが、やはり癒されるのである。


自然に足が向いている時もある。
< 6 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop