阿漕荘の2人
小鳥遊くんの恋人 6
紫子side
「えー!
なんで!なんで!
どうしておるの、れんちゃん?」
予想外の人物がそこには立っていた
「こら、しこ
黙りなさい!
イメージが崩れるでしょ」
櫻子が紫子にささやく
「………桜花さん、
いったいどういうことかな……」
「まぁ奇遇ね、女装少年くん」
「説明してよ」
「説明も何も、貴方には伝えてあったでしょう」
「……ハイド様ってしこさんだったの」
「おいおい
なんか、うち
話が見えないで、櫻子」
「もしかして主催者って桜花さん?
」
「そうよ」
「なんでしこさん連れてきたの?」
「どうして?私としこは友達よ?
合コン連れてきちゃいけないの?
貴方も友達に誘われたんじゃないの?」
「桜花さんが僕を呼んだんでしょう?」
「ええ、この間のお礼がしたくて
今日の貴方の分は私が持つわ」
「なかなかな策士だね」
「ありがとう」
「おい、2人ともなんなんや
さっきから
よくわからんなぁ
それに、れんちゃんはなして
そんなに怒ってるんや」
「……僕、怒ってるの……」
「怒ってるで、鏡見てこいや」
れんちゃん……さっきから
どうしたんやろ?
それに櫻子も?
2人とも何考えてるんやろか
「ねぇ、女装少年?」
「なんですか?」
「私ね、確かめたいことがあったの」
「そう」
「でも、もう、わかっちゃたの」
「ふぅん」
「私、気が済んだわ」
「良かったね」
「だから、連れさってもいいわよ」
「それ、ほんとに?」
「ええ、後はなんとか私がやっておくわ」
「貴女は敵だって思ってたよ」
「勘違いしないで
変な虫が付くくらいなら
貴方に任せた方が得策だと
思ったのよ」
「賢明な判断だね」
「そう簡単には渡さないわ」
「望むところだよ」
練無は紫子の腕を掴んだ
「しこさん、出るよ」
「えっ……」
練無と紫子は店のドアを開けて外に出る
店内の客は唖然としている
その後、ハイド様は王子様に
連れられてしまった
という噂が流れたのは
また別の話
(うちの出番少なかったな……)
「えー!
なんで!なんで!
どうしておるの、れんちゃん?」
予想外の人物がそこには立っていた
「こら、しこ
黙りなさい!
イメージが崩れるでしょ」
櫻子が紫子にささやく
「………桜花さん、
いったいどういうことかな……」
「まぁ奇遇ね、女装少年くん」
「説明してよ」
「説明も何も、貴方には伝えてあったでしょう」
「……ハイド様ってしこさんだったの」
「おいおい
なんか、うち
話が見えないで、櫻子」
「もしかして主催者って桜花さん?
」
「そうよ」
「なんでしこさん連れてきたの?」
「どうして?私としこは友達よ?
合コン連れてきちゃいけないの?
貴方も友達に誘われたんじゃないの?」
「桜花さんが僕を呼んだんでしょう?」
「ええ、この間のお礼がしたくて
今日の貴方の分は私が持つわ」
「なかなかな策士だね」
「ありがとう」
「おい、2人ともなんなんや
さっきから
よくわからんなぁ
それに、れんちゃんはなして
そんなに怒ってるんや」
「……僕、怒ってるの……」
「怒ってるで、鏡見てこいや」
れんちゃん……さっきから
どうしたんやろ?
それに櫻子も?
2人とも何考えてるんやろか
「ねぇ、女装少年?」
「なんですか?」
「私ね、確かめたいことがあったの」
「そう」
「でも、もう、わかっちゃたの」
「ふぅん」
「私、気が済んだわ」
「良かったね」
「だから、連れさってもいいわよ」
「それ、ほんとに?」
「ええ、後はなんとか私がやっておくわ」
「貴女は敵だって思ってたよ」
「勘違いしないで
変な虫が付くくらいなら
貴方に任せた方が得策だと
思ったのよ」
「賢明な判断だね」
「そう簡単には渡さないわ」
「望むところだよ」
練無は紫子の腕を掴んだ
「しこさん、出るよ」
「えっ……」
練無と紫子は店のドアを開けて外に出る
店内の客は唖然としている
その後、ハイド様は王子様に
連れられてしまった
という噂が流れたのは
また別の話
(うちの出番少なかったな……)