笑顔の裏には
遊びってこんな感覚だっただろうか

長い沈黙が心地よくて

ずっと隠れていたいって思うのがかくれんぼだっただろうか

でももし、これが1人だったら…?

早く見つかりたいと思わないだろうか

突然頭がフル回転する

いや、フル回転させている

なぜなら…

見つからないようにか、一緒に隠れている彼が私に近づいてくるから

そしてあまりにも距離が近い

男慣れしていないからなのか、ただ身体が近いだけなのに心臓が破裂しそうだ

必死に違うことを考えようとしても出来ない

さっきまで心地よかったはずなのに、急に気まずくなる

『見つけた!!』

鬼役の声が神の声に聞こえた

見つかって良かった、と思う反面

さっきまで嫌で嫌で仕方がなかったあの時間に戻りたいって思う自分がいた

おかしい

なんだこの気持ちは。





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