今日の空は何色?




次の日の学校


「えーーー??!?!なんだよそれ!!!!!!」





「だから話したとおりだよ」





「俺、朝から頭回んねえんだけど!
パニック!!!!これ夢か?」





「夢じゃねえよ」




そう、夢じゃない






俺たちは‘’幼馴染み”じゃなくて






‘’恋人”なんだ






「そういうことだから空いてる日教えろよな」




「いつでもあいてます!
はい!!!!!キェーーーー俺の夢が叶ったのか〜ハルト、優しいしあれもあれでお似合いだったけどやっぱりお前たち二人が一番だよな〜」






「は?お前あいつたちが付き合ってる時あんだけ可愛い可愛いとかいってレイと一回喧嘩しただろ」




「あ、イッケネェ。そんなことあったわ



あ、そんな噂をしてるとハルトがこっちに来たぞ〜」





小山悠人がこちらへやってきた




ニコッと笑い会釈をする


「水野くん、ソラちゃんと、おめでとうございます」






なんだか照れくさくて目を合わせられず



「ん…ありがとう」





チラッとみると小山悠人の表情はキリっと男の表情に変わり
俺の耳元で

「次、何かあったらその時は遠慮なくソラちゃん、奪いに行くんで」





そういいのこし



また笑顔で会釈をし、教室へと戻って行った






「ほー宣戦布告されちゃったねーアオイクーン
今度はちゃんと捕まえとくんだよ?」




「うるせぇな…人の話を盗み聞きするなよ



…絶対渡さねぇよ 」






そうあの日に誓った





なのに運命はいつも儚くて





空のように



澄み切ったと思えば



また曇り




雷が鳴り響き






大雨が降る






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