今日の空は何色?
それからアオイとは何気なく距離を置くようにした
アオイは私が入院するようになってから心配性が増し、いつもそばにいてくれた
そんなアオイに胸が痛む。
「ね、それ何?」
アオイが指さした先は私の枕の下にあるノート
「あ、これ、エリが学校の授業まとめてくれたやつ。」
「そうなんだ、じゃあ俺も…「いいよ」」
「何ちょっと怒ってんだよ~心配してるんだぞ」
「その心配が鬱陶しいの。もうほっといてよ
ありがた迷惑。
アオイと付き合ってほんとに嬉しかったけど、私たちはやっぱり幼なじみでいるべきだよ。
それに私…」
その先がなかなか言えない
「なんだよ…」
これを言ったらすべて終わってしまうかもしれない
でも大切なあなたを苦しませたくない
「それに私…やっぱりハルトくんのほうがいい。」
やっぱり、アオイの顔は険しくなる。
「それ、マジで言ってんの?」
「マジだよ。」
「ふぅん。お前、そんなやつだったんだ
俺帰るわ
しばらく塾で来れないから、じゃ」
バシンと扉を閉めて出ていくアオイ
さよなら、愛しい人。
私はこれで間違っていたのかもしれない
私のわがままに最後までつき合わせてごめんなさい。