便利屋倶楽部
1st.とりあえず日常生活。
その3日後。
「柾斗ーーーーぉ!!」
教室のドアが開くと同時にうるさいほどの俺を呼ぶ声。
声の主は入学式の日に仲良くなった友達の“白滝 悟 シラタキ サトル”だ。
「何だよ?白滝」
思わずちょっとうんざり系な返事をしてしまう。
「俺部活何にするか決めたわ!」
俺の目の前で……んな大声出さんくても聞こえるっての!
「ほ-ん……で?」
「バスケ部……キャ-!」
両手で顔面を覆い、恥ずかしいのかしらんが頬を赤らめている白滝……
気持ち悪い以外の何物でもないぞ。