ナナイロ・ツバサ
「ほら?早くバイクにのれよ?」

「やっ!ヤダ!!!」


腕を強く握られてる。
男の力は強くて・・・・。


なんか、蓮にいとのあの時に似てる・・・。

それを考えた瞬間、同じことが起きそうで怖くなった。


「やだ!!!やめて!!!」

私は無意識に大声を出した。


彼の事をにらみながら。

黒い腕輪・・・。
ホッペの切り傷の跡。
首元のタトゥー。

怖い・・怖い・・・。


「お前!いい加減にしろよ!早く乗れって言ってるんだよ!」

腕を掴んでる相手がブチ切れた。

それと同時に部下だろうか?4人がかりで私をバイクにのせようとする。


「誰か!!!助けてー!」

最後の力をこの声で使い果たした!

周りは不良・・不良・・・不良。

もうダメだと思った。


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