【二重人格王子とsweetLIFE‼︎⁉︎】
「まぁ、どうでもいいだろ。」
適当ですねー。
「おまえ等、文化祭の出し物は決めたのか?」
はい?文化祭って言ってもあと一ヶ月も先だけど…。
「…まさか、しらねぇのか!?
ほかのクラスはすでに準備始めてるぞ!?」
「はぁ!!!?!?!」
クラスの声がそろうのってこれが最初で最後だよ!
どんだけ本気なの!
ただの文化祭だよ??
「あのなぁ、ビックリしたいのはこっちだぜ?まさか出し物さえ決めてなかったなんてよ…」
あからさまにため息をつく先生。
いや、だってふつうは一ヶ月前から準備しないよね?
早くても二週間前じゃないの?
…そんなことないかな???
「とにかく、優勝するのは我らが2-Cだ!
いいか?今日LHRの時間をお前らにやる。
出し物なんかさっさと決めろ!」
そう言い捨て教室から出て行った先生。
ソレと同時に振り向く奈美。
…と咲斗の周りに集まる女の子たち。