【二重人格王子とsweetLIFE‼︎⁉︎】



「どうかした?」


そう言いながら笑みを浮かべて首を傾げている咲斗を私は鬼にしか見えなかった。




「い、いやなんでもねぇよ。
それよりさ、次のLHRで文化祭の出し物決めるらしーぜ?」



「え?次の時間なの??
………やる気がでないわ。」




「同じくー。」



てゆか私思ったんだけどさ?
文化祭ってやること皆同じじゃない??



お化け屋敷とか、喫茶店とか……。



この際だからもっと奇抜なものを出した方が楽しいと思うっ!!




「だる………。」



咲斗さーん、聞こえてますよ??
ボソッと言ったつもりなんでしょうけどバリバリ聞こえてますから。



「そんな事言うなよ、咲斗。
楽しみだよな?麗愛!!!」



咲斗の肩を組みながら私に話を振る湊。


…ここで私に話振る!?!




「……あ、うん…??」


「なーに疑問系なのよ。
一応私実行委委員するつもりだから、麗愛は強制参加よ。」




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