【二重人格王子とsweetLIFE‼︎⁉︎】
そう私が言うとバツが悪そうな顔をして頭をかく咲斗。
とーっても似合ってるとおもいますよ。
その仕草。
でも、今は非常事態なんだけど!?
私達家には入れないよ……。
「………部屋にある。」
だろうね。
そんな事だろうと思ってましたよ。
「……どうしよう。」
「………お前、鍵忘れるとか…ドジか。」
あなたにいわれたくないです咲斗さん。
あなたも鍵忘れてますよね?
私と同類ですよね??
「…本当に、どうしたらいいかな…。」
「しらねぇよ。俺に聞くな。」
「……一緒に考えてくれても良くない?」
「面倒。」
はい?面倒なのはこっちも一緒だよッ!!!
本当に、どうしよかと悩み、頭を抱えていると。
「れ、麗愛??」
私を呼ぶ声が聞こえた。
ソレはとっても聞き覚えのある声で。
「奈美!!」
私達の救世主でもある。
奈美に事情を説明すると、奈美はため息をついて自分の合い鍵で私の家を開けてくれた。
「よかったぁ~……。奈美!!天使っ!!女神!!本当にありがとっ!!!」