【二重人格王子とsweetLIFE‼︎⁉︎】
いや……普通は当たり前じゃないよ…。
この前バス代も払ってもらったし…
「咲斗!!」
前を歩いていく咲斗を呼び止める。
「ん?」
振り向いた咲斗に私は、精一杯の笑顔で。
「ありがと!」
そうお礼を言った。
「ツ!!!!////////」
咲斗をみると何故か顔が赤くなっていっている。
…もしかして咲斗…。
「照れてるの?」
「あ?照れ?!て、照れてるわけねぇだろ。」
「本当?」
「ッ、ああ。」
ヤッパリ照れてくれたよね??
なんか嬉しいかも…。
咲斗の事で知っている事が1つ増えたんだから。
…て、私…なんで咲斗の事がしれたら嬉しいんだろう…??
あんまり深く考えても分かんないよね?
「あ!きたきた!麗愛、おいていくわよ?」
既に店の出入り口で待っていた奈美と湊。
「え、ちょっと待って奈美っ!
おいていかれるよ?咲斗!!」
私は咲斗の手を掴み、2人においていかれないように走る。
「ちょ、麗愛…、」
咲斗が何か言ってるけどそんな事はお構いなしに走る。