寵愛の姫 Ⅰ【完】




「ん?」


「土曜日はどこに行くんですか?」




わくわくと期待した目を私は叶くんに向ける。



「んー」


「…?」




言葉を濁す叶くんに私は首を傾げた。




「莉茉。」


「はい?」


「それは秘密だ。」




にやりと笑う叶くん。
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