寵愛の姫 Ⅰ【完】




「私よ。」



はっと視線を向ければ、こつこつと叶くんの後ろからゆっくりと歩み寄る、私にそっくりな、



ーーー彼女。


「―――茉莉っ!!」


……あぁ、


やっぱり、あなただった。






ーーーー私の確信はあたってしまったんだね…。
< 133 / 381 >

この作品をシェア

pagetop