寵愛の姫 Ⅰ【完】



最近、莉茉は友達1人も作らないから、壊しがいがなかったし…。




ーーーつまらなかったのよね。





…あぁ…


これで満足した。





私が至福に浸っていれば、伸ばされる手。



「ーーーてめぇ。」



怒りに震える天野さんに胸ぐらを掴まれて引き寄せられる。




ぎりぎりと絞められる苦しさの不快さに、眉を吊り上げた。
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