寵愛の姫 Ⅰ【完】




「天野さんに言われなくても、もうここには用がなくなったから出ていきますよ。」




興醒め過ぎて、天野さんに対しての興味が失せる。





まぁ、

ーーー多少は、まだそのブランドには魅力を感じるけどね?





私の言いなりにならないなら、もう要らないわ。



「じゃあ、バイバイ天野さん。」



睨み付ける天野さんの視線を感じながら、意気揚々と帰路に着いた。
< 157 / 381 >

この作品をシェア

pagetop