寵愛の姫 Ⅰ【完】




まぁ、

後になって分かる事なんだけど、あいつほどこの道を歩むのに相応しい男はいないと思わせられるんだ。




ーーーその時、俺は一生を捧げる決意を決めた訳。





特殊な家に生まれた暁だったからこそ、物への執着は薄くて、今まで女にさえも入れ込む事もなかったんだよね。






たった1人、



…………彼女を除いては……。
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