寵愛の姫 Ⅰ【完】




「……はい、高崎さん、おはようございます。」


「あぁ、おはよう、莉茉。良く寝れたか?」


「…はい。」



妖艶に微笑む高崎さんに頬を撫でられ、顔が赤らむのが自分でも分かる。




ーーーしょうがないよね?




……彼女だって、高崎さん格好良すぎるんだもん……。



「あの、高崎さん!」



裏返る声に羞恥が募り、居たたまれなくなった。
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