寵愛の姫 Ⅰ【完】



「ここに住むなら、色々と必要な物があるだろうが。」


「……誰が住むの?」


「…お前以外、誰がいるんだよ。」



暁は鼻を鳴らす。



「……え?」



ぽかんと呆ける。




ここに住む?



…………ここって暁の家に、だよね?



「……ええっ!!」



思わず、驚きの声を上げてしまっていた。
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