寵愛の姫 Ⅰ【完】

後悔―叶side―





「…嘘だろ。」



茫然と呟く 大輔(だいすけ)




その目はパソコンに向けられたまま動かない。




「何だ?」


「…それが…。」




ぎこちなく大輔の視線が俺に向けられる。




「…実は、お前に頼まれた件なんだが…。」


「…………あぁ。」




なんの事か分かった俺は、軽く大輔に頷く。
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