寵愛の姫 Ⅰ【完】





最初に手離したのは俺の方なのに、暁さんに対して、



嫉妬心が沸き上がる。




……だけど……




それすらも、




…………今の俺には許されない。





苦しい。



……苦しんだ、莉茉。





君を忘れる事なんて、




…………俺には一生出来る気がしないんだ。
< 288 / 381 >

この作品をシェア

pagetop