寵愛の姫 Ⅰ【完】



「莉茉。」


「何?」


「頑張って食べろよ?」


「うん!」



にっこりと笑う莉茉から突っ立っている店員に視線を向ける。



「…以上だ。」


「っ、承りました。」



肩をびくつかせた店員がそそくさとこの場を立ち去った。
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