寵愛の姫 Ⅰ【完】



「例えば……。」


「うん?」


「俺と莉茉が別行動した時とかに連絡するとか。」


「…うん。」


「何か困った事があった時に、何時でも連絡出来るだろ?」



まぁ、


…………俺が安心したいって言う理由でもあるが…。



このまま、莉茉を部屋に閉じ込めてしまいたい気持ちもある。



それは、


…………ただの俺の独占欲だ。
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