寵愛の姫 Ⅰ【完】



一緒にお風呂に入るって事は、裸を暁に見られる訳で…。





…そんなの…


絶対に無理!!



「莉茉。」



暁が私の顎に手を添えて、顔を上向かせる。



「不安定なお前を1人にしておけねぇだろうが。」


「……。」



心配そうな暁の顔。



「……一緒に入る。」



そうな暁にこれ以上、私は抵抗は出来なくて…。



「そうか。」



満足そうな暁によって、一緒にお風呂に入る事が確定した瞬間だった。
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