寵愛の姫 Ⅰ【完】




「莉茉を一生、愛し抜くって俺なりの誓いだな。」


「……、」



ふっと笑う暁に、ぽろりと私の目から涙が一粒だけ溢れ落ちる。



「っ、暁。」



……どうしよう……




上手く言葉にならない。






嬉しさに、



……胸がどうしようもなく震えた。
< 379 / 381 >

この作品をシェア

pagetop