寵愛の姫 Ⅰ【完】




「………、」



出掛かった問いを飲み込む。




これ以上は昨日知り合ったばっかの俺が聞いて良い領域ではないだろう。



「……。」



それ以上、俺は莉茉に何も聞かず、黙って煙草を口に含んだ。



余計な詮索をしないように…。
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