寵愛の姫 Ⅰ【完】




「っ、もう行くね。」


「……。」



慌て家を飛び出す莉茉の後ろ姿を黙って見送る。



……何だか、何時もと違う。



違和感が拭えない。





一体、どこが…。



「っ、」


目を見開く。



「…服装が、違う…?」
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