寵愛の姫 Ⅰ【完】


「……すみません。」



伏せられる莉茉の睫毛。



羞恥にか、染まる頬。





……やべぇな。


可愛い過ぎだろ…。




「…出来たぞ。」


「…ありがとうございます。」



はにかむ莉茉。




ころころ変わる表情が面白い。




「ん。」


「わっ!」



もっと色んな表情を見たくて、軽い莉茉の身体を持ち上げて、バイクの後ろに乗せた。
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