日暈 〜halo〜
母を怒らせるたびに
物置の檻に入れられるようになり
何ヶ月たった頃だろう。
もうその頃には、泣き叫ぶことも
扉を叩くこともなくなっていた。
早く時が過ぎるのを
ただひたすら待つしかなかった。
いつの日か、暗闇で
ガタガタと寒さに震え
目が覚めるようになった。
冬が近づいてきたのだ。
日差しを頼りに
いつか開くであろう扉を
待ち望んでいた隙間から
雪が入ってくる。
ここは1番冷酷な檻だったのだ。
物置の檻に入れられるようになり
何ヶ月たった頃だろう。
もうその頃には、泣き叫ぶことも
扉を叩くこともなくなっていた。
早く時が過ぎるのを
ただひたすら待つしかなかった。
いつの日か、暗闇で
ガタガタと寒さに震え
目が覚めるようになった。
冬が近づいてきたのだ。
日差しを頼りに
いつか開くであろう扉を
待ち望んでいた隙間から
雪が入ってくる。
ここは1番冷酷な檻だったのだ。