もっと、君に恋していいですか?
「卯月さんはね、笠松さんと付き合ってるのが恥ずかしくて、付き合ってるって周りの人に言わなかったんじゃないんです。」
「え…。」
「むしろ逆です。“こんな女らしくない私なんかと付き合ってるって知られたら、笠松くんに恥ずかしい思いさせちゃう”って…。」
「そんな事言ってたの…?」
「卯月さん、絶対に口には出さないけど、笠松さんのために一生懸命キレイになろうとしてたんですよ。前までは化粧直しもした事なかったのに、みんなの前で笠松さんに恥ずかしい思いさせたくなくて、仕事の後に化粧直したり汗の匂い気にしたり…。笠松さんは知らないでしょう?」
梨花の話を聞いて志信は、ビアガーデンに行った日に、薫がいい香りをさせていた事を思い出した。
(あれも、みんなの前でオレが恥かかないように?)
「オレは気にしないのに…。」
「笠松さんが気にしなくたって、卯月さんは女の子ですよ?好きな人の前ではキレイでいたいし、自分のせいで好きな人に恥ずかしい思いさせたくないんです。」
「え…。」
「むしろ逆です。“こんな女らしくない私なんかと付き合ってるって知られたら、笠松くんに恥ずかしい思いさせちゃう”って…。」
「そんな事言ってたの…?」
「卯月さん、絶対に口には出さないけど、笠松さんのために一生懸命キレイになろうとしてたんですよ。前までは化粧直しもした事なかったのに、みんなの前で笠松さんに恥ずかしい思いさせたくなくて、仕事の後に化粧直したり汗の匂い気にしたり…。笠松さんは知らないでしょう?」
梨花の話を聞いて志信は、ビアガーデンに行った日に、薫がいい香りをさせていた事を思い出した。
(あれも、みんなの前でオレが恥かかないように?)
「オレは気にしないのに…。」
「笠松さんが気にしなくたって、卯月さんは女の子ですよ?好きな人の前ではキレイでいたいし、自分のせいで好きな人に恥ずかしい思いさせたくないんです。」