もっと、君に恋していいですか?
志信は意地悪そうに笑って、薫の耳元で囁く。

「気持ち良すぎて?」

「バカ…。」

顔を真っ赤にして呟く薫の頬に口付けて、志信は笑って薫の目を覗き込んだ。

「でも好き?」

「うん…大好き…。」

「オレも好き。薫の全部が好き。」

舌を絡めた甘いキスの後、志信は薫の中にゆっくりと入り込んで腰を打ち付けた。

体の奥の深いところに波のように押し寄せる快感が、薫の理性をさらって行く。

「薫…気持ちいい…?」

「う…ん…。」

「好きだよ…薫…。」


志信は腕の中で恍惚の表情を浮かべ身悶える薫に、言葉では言い表せないほどの、溢れんばかりの愛を惜しみなく注ぐ。

その腕の中で薫は、少し意地悪な志信に翻弄されながらも、体には抗えないほどの快感を与えられ、すべてを愛される幸福感に心を満たされた。





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