もっと、君に恋していいですか？
キャンプ場に到着すると、そこからは部署は関係なく自由に行動しても良いと言う事になったので、この間ビアガーデンに行ったメンバーで一緒にバーベキューを楽しむ事にした。

受け取った野菜を炊事場で洗ったり切ったり、肉と切った野菜を串に刺したり、みんなでワイワイ言いながら準備をする。

その中でも普段から料理をし慣れている薫と、いつも薫と一緒に料理をしている志信は、手際よく準備を進めていく。

「玉ねぎ剥けたよ。次は？」

「ピーマン半分に切って、ヘタと種取って。」

「よし、わかった。」

息ピッタリの二人を見て、二人が付き合っている事を知っている梨花と石田たちはニヤニヤしている。

「さすがだな。」

「オレらいると、かえって邪魔になるか？」

「二人の仕事ぶりを見ながらビールでも飲んでましょうか。」

石田と前川と三井がそんな事を言っていると、ありさと美咲が不思議そうに首をかしげた。


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