もっと、君に恋していいですか?
「昨日、加賀美SAのスタッフが仕出し弁当で食中毒になったらしい。」

「えっ?」

「昼間のスタッフがかなりの人数やられちゃったみたいでね…早急にヘルプに向かえるスタッフを集めているところなんだが…卯月くん、これから行ってもらえるかな?」

「ハイ。」

「加賀美のスタッフが持ち直すまでの数日間、お願いする事になるかも知れないが、大丈夫かい?」

「大丈夫です。」

それからいくつかの連絡事項を聞いた。

マネージャーもサブマネージャーも食中毒になってしまい、現場はかなり混乱しているようだ。

地下タンクにガソリンを給油するタンクローリーの手配や、スタッフへの指示などをできる人間が不在なので、マネージャー代理と言う形で薫がその役目を任された。

他のSSからも、数人のスタッフとサブマネージャーがひとりヘルプに駆け付けるらしい。

連絡はパソコンにメールするので、一度SS部に取りに寄る事になった。



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