もっと、君に恋していいですか?
「パンク修理?」

「さすが、めちゃくちゃ手際いいな。」

「あの卯月さんって人、本社の人って言ってたけど…女の人なのに作業は早いし、整備までできるんですね。」

「オマエ卯月さん知らないの?」

「え?」

「そっか、こっちは支社の管轄なんだな。卯月さんってな、スゲー人なんだよ。本社のSS部でカウンセラーチーフやってんの。男より仕事が出来過ぎるって有名なんだ。」

「入社前に7年もバイトしてたらしいぞ。」

「へぇ…。カッコいいけど…もし卯月さんが彼女だったらオレ泣いちゃうな…。」

「安心しな。卯月さんが彼女になる事なんて絶対ないから。オマエみたいな若いぺーぺーなんか恋愛対象にも入れてもらえないよ。」

「ですよね…。卯月さんと付き合おうと思ったら、大変そうだなぁ…。」




< 79 / 225 >

この作品をシェア

pagetop