こちら中等部恋愛運営局。
「じゃあ吹未ちゃんの教育係だけど...」
「2年に任せた方がいいだろう。」
真っ先に意見を入れたのは泰雅で、みんな同意見なのかそのまま黙っている。
「じゃあ2年の誰にしようかな...」
「「「はい、やります!」」」
「3人して...っ!」
蒼緒はクスクス笑っている。あまり笑わないからよほどツボにハマったみたいだ。
「じゃあ1週間やるから3人で面倒見ろよ。
で、吹未ちゃんがその中から直々に選べばよくないか?」
蒼緒の提案に吹未ちゃんが一瞬不安そうな顔をした。
ただの教育係とはいえ、先輩を選ぶのは中々にキツいだろう。
「...わかりました。
先輩方、よろしくお願いしますっ!」
「よろしくね、私は2年の齋藤 麻琴。
気軽に呼んでね?」
「俺、2年の齋藤 千弘。
困ったことは何でも聞いてな?」
「あ、私は長野 未月です...
先輩とか思わなくていいので、何でも話しかけてください!」
「麻琴先輩、千弘先輩、未月先輩、よろしくお願いします!」
「...泰雅は自己紹介しなくていいの?」
「...蓮沼 泰雅です。
困ったら2年か局長に聞いてな。」
「はい!」
そのあと、蒼緒と私も軽く自己紹介をして、今日は自由となった。