こちら中等部恋愛運営局。
家に帰り、蒼緒にrineする。
[何で
吹未ちゃんに選ばせるように言ったの?]
[周りの意見に流されるような子は
恋局に向いてないと思ったから。]
すぐ返ってきた返信を見て、蒼緒がちゃんと考えてるんだな、と感じさせる。
先輩として、一番指導者に向いているのは蒼緒だと思うけど、本人は否定するだろう。
[わかった、ありがとう。]
定型文ような文章を送ると、蒼緒らしい賑やかなスタンプが返ってきた。
蒼緒がスタンプを使うのは基本返信が不要なときだからそのまま既読スルーする。
そのまま携帯を置こうとすると、今度は他の人からrineがきた。
[佐々木 吹未です。
友人に教えてもらい、追加しました。
勝手に追加してすみません!]
私のrineを知らない生徒の方が少ない中、わざわざメッセージを送ってくるとは思わず、思わず微笑む。
[全然大丈夫だよ!
これからもよろしくね!]
一緒にスタンプを送ると、すぐに可愛いスタンプが送られてきた。
吹未ちゃんを恋局のグループに追加すると、局員から一斉に申請が来たのは想像するまでもない。